若また(読み)もしまた

精選版 日本国語大辞典 「若また」の意味・読み・例文・類語

もし【若】 また

① 「もし(若)(一)①」を強めたいい方。第二、第三の仮定を想定するのにも用いる。仮にも。万が一にも。
古本説話集(1130頃か)五八「もし又命絶えてなくもなりなば、やがてわが家にし給へ」
② 「もし(若)(一)②」を強めたいい方。第二、第三の想像を示すのにも用いる。それともまた。ひょっとしてまた。
※枕(10C終)二七八「これをこそ返り申すべかりけれ。さらずは、もしまた、さやうの物をとり占められたるか」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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