苦土直閃石(読み)くどちょくせんせき

最新 地学事典 「苦土直閃石」の解説

くどちょくせんせき
苦土直閃石

magnesio-anthophyllite

化学組成Mg7Si8O22(OH)2の角閃石。直方晶系,空間群Pnma,格子定数a1.8010nm, b1.8610, c0.5240, 単位格子中4分子含む。白・灰・灰緑・灰褐色,ガラス光沢。多く塊状,まれにc軸方向にのびた柱状をなす。劈開{110}に完全。硬度5.5~6,比重3.21。光学的二軸性負,2V~80°, 屈折率α1.587, β1.602, γ1.613。鉄分に乏しい原岩をもった広域変成岩の構成鉱物として産する。この名称はFe2+/(Mg+Fe2+)=0~0.1程度の少量のFe2+を含むものに対して用いられた。しかし,角閃石上族の定義により,この名称は廃棄され,たんにanthophylliteとされた(単純にMg>Fe2+)。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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