茂みら(読み)しみら

精選版 日本国語大辞典 「茂みら」の意味・読み・例文・類語

しみ‐ら【茂ら・繁ら】

  1. 〘 副詞 〙 ( 「しみに」「しみみに」などと用いる「茂」「繁」の意の「しみ」に接尾語「ら」の付いたもの。多く「に」を伴って用いる ) すきまなくいっぱいに。しげくひっきりなしに。しめら。ひねもす。
    1. [初出の実例]「茜(あかね)さす 昼は之彌良(シミラ)に ぬば玉の 夜はすがらに」(出典万葉集(8C後)一三・三二九七)

茂みらの補助注記

多く「昼」について用いられ、「夜」について用いられる「すがら」と対する。「しみら」「しみみ」は「しみ(茂・繁)」の意に関わり、濃密さに意味の重点がある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 アカネ 副詞 実例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む