…そこで元は旧南宋軍人を第2次日本遠征に利用することにし,阿剌罕(あらかん)を総司令官としたが,病気のため後に阿塔海(あたはい)がこれに代わった。范文虎(はんぶんこ)が率いる江南軍の兵員は10万人,3500艘の兵船で,はじめ6月15日以前に東路軍と壱岐で合流する予定であったが,作戦が変更され,6月18日に慶元(寧波)を出発した。7月中旬に平戸島に到着したので,ここで東路軍と合流し,7月27日一挙に博多湾に侵入するために鷹島に移ったところ,7月30日夜から暴風が吹き荒れ,翌閏7月1日,東路軍ともども潰滅的打撃をこうむった。…
※「范文虎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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