草郷 清四郎(読み)ソウゴウ セイシロウ

20世紀日本人名事典 「草郷 清四郎」の解説

草郷 清四郎
ソウゴウ セイシロウ

明治・大正期の実業家 小田原電気鉄道社長。



生年
弘化3年1月2日(1846年)

没年
大正13(1924)年8月9日

出身地
紀伊国和歌山(和歌山県)

学歴〔年〕
慶応義塾

経歴
紀伊藩士・草郷家の四男に生まれる。慶応2年(1866年)江戸に上り開成学校にフランス語を学び、ついで福沢諭吉の塾に転じ、明治元年郷里に帰り紀州藩騎兵指揮官となり、2年官軍と共に大阪城に入城したが、のち脱して再び福沢塾に入る。6年諭吉の勧めで慶応義塾内に代言社を創設して社長となり、7年文部省大学東校に招かれて総幹事となる。12年辞して、13年横浜正金銀行に入り10余年在職、26年当時社務混乱にあった筑豊鉄道会社に移り経理部長として32年まで在職し社運の回復に尽力する。34年小田原電気鉄道(のちの箱根登山鉄道)社長に就任した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報