荒木 武(読み)アラキ タケシ

新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「荒木 武」の解説

荒木 武
アラキ タケシ


肩書
元・広島市長

生年月日
大正5年3月4日

出生地
広島市

学歴
東京帝国大学法学部法律学科〔昭和15年〕卒

経歴
三菱重工業に入社、広島造船所に勤務し、被爆。同労組委員長、昭和22年広島市議、26年以来3期広島県議を経て、50年広島市長に当選。54年全国の自治体に、原爆投下時刻の黙禱要請。60年世界の非核宣言都市による、第1回世界平和連帯都市市長会議を開催。63年非同盟諸国の平和・軍縮首脳会議で演説、平成3年にも世界平和連帯都市市長会議の代表として国連で核戦争阻止を訴えた。また元年原爆ドーム保存募金を全国から募るなど反核平和運動の先頭に立って活躍した。4期務め、3年引退。

受賞
ハマーショルド賞〔昭和57年〕 勲二等瑞宝章〔平成6年〕

没年月日
平成6年6月15日

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

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