荒神岳
こうじんだけ
現野迫川村の大字立里・池津川・北股の間にある山。北の峰(一二四二メートル)に立里荒神社が鎮座する。その南に最高峰の古荒神岳(一二五九・四メートル)がある。江戸末期には鉱山が開坑されていた。明治一七年(一八八四)の「民業鉱山志料」(県立奈良図書館蔵)に「立里村立里山字金山迫ト称スル処ニ遊猟シ洞穴ヲ発見、盍シ以前ニ探鉱セル者アリシナラン、然トモ其誰タルヲ確知スル者ナシ、其洞穴周囲ノ石質タル尋常ニ異ナル処アルヲ目撃シ、始メテ其鉱穴ナル事ヲ知リ(下略)」とある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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