莇野村(読み)あぞのむら

日本歴史地名大系 「莇野村」の解説

莇野村
あぞのむら

[現在地名]夢前町戸倉とくら野畑のばたけ・莇野

護持ごじ村・古瀬畑こせばた村の北に位置し、菅生すごう川中流から上流域に立地する。播州増位山随願寺集記(随願寺蔵)によれば、嘉祥二年(八四九)に莇野庄が随願ずいがん(現姫路市)に付され、嘉禄元年(一二二五)には鎌倉幕府により安堵されている。また寛正四年(一四六三)一一月一二日の賀屋庄内公文名納所引付(伊和神社文書)には「あそう野」の源大夫ら農民三名がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android