菊の下水(読み)キクノシタミズ

デジタル大辞泉 「菊の下水」の意味・読み・例文・類語

きく‐の‐したみず〔‐したみづ〕【菊の下水】

菊の根もとを流れている水。これを飲むと長生きするとされた。
山川の―いかなれば流れて人の老いくらむ」〈新古今・賀〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 出典 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「菊の下水」の意味・読み・例文・類語

きく【菊】 の 下水(したみず)

  1. 菊の下を流れる水。これを飲むと長寿を保つとされた。菊の流れ。
    1. [初出の実例]「山川のきくのした水いかなれば流れて人の老いをせくらん」(出典:興風集(11C頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android