…また貴族の間では,菖蒲蘰や菖蒲冑をつけ,腰には菖蒲刀をさしたり,〈菖蒲合せ〉といって根の長さを競って歌を詠む遊びも行われた。これらの古代,中世の風習は,のちには民間でも行われるようになり,子どもたちは〈菖蒲打ち〉を行ったりした。菖蒲には強い香気があり,葉が剣の形をしているため,古くから魔よけとして使われ,邪気を払うと信じられた。…
※「菖蒲打ち」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...