菜候(読み)なそう

精選版 日本国語大辞典 「菜候」の意味・読み・例文・類語

な‐そう‥さう【菜候】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「な(菜)候(そうろ)う」の略 ) 菜を売り歩く者の呼び声。また、その売り歩く者。なうり。《 季語新年
    1. [初出の実例]「なうり 春霞にくくたちぬる花の陰に売るや菜さうも心あらなむ」(出典:三十二番職人歌合(1494頃)一六番)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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