萌やす(読み)モヤス

デジタル大辞泉 「萌やす」の意味・読み・例文・類語

もや・す【×萌やす】

[動サ五(四)]芽が出るようにする。もやしを作る。「大豆の芽を―・す」
「いとど嘆きの芽を―・すと」〈かげろふ・下〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「萌やす」の意味・読み・例文・類語

もや・す【萌】

  1. 〘 他動詞 サ行四段活用 〙
  2. 地味を豊かにして、芽が出るようにする。
    1. [初出の実例]「坏器を陶(ねや)石田を沃(モヤシ)(別訓 こやし)たまひぬ」(出典:地蔵十輪経元慶七年点(883)序)
  3. 芽を出させる。もやしを作る。
    1. [初出の実例]「いとどなげきのめをもやす」(出典:蜻蛉日記(974頃)下)

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