萩生田村(読み)はぎゆうだむら

日本歴史地名大系 「萩生田村」の解説

萩生田村
はぎゆうだむら

[現在地名]南陽市萩生田

吉野よしの川扇状地中央部に位置し、旧河道に沿い、萩生田と上萩生田とに分れる。天正一三年(一五八五)北条段銭帳によると「はきう田之内きり田仁百苅役ニ五十文」を鹿役新さ衛門が、「北条之内、はきう田中さとさいけ仁千苅役」分の五〇〇文を横山新兵衛が納めている。近世初期の邑鑑に村名がみえ、高四八五石余、免一ツ八分、家数一七(うち役家六・肝煎一)、人数八七。蒲生氏高目録帳では羽及田村とあり、村柄は上。寛永年間(一六二四―四四)北条ほうじよう郷代官安部右馬之助による開拓が行われている(「先祖代々勤書」安部文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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