落掛(読み)おちかかり

精選版 日本国語大辞典 「落掛」の意味・読み・例文・類語

おち‐かかり【落掛】

  1. 〘 名詞 〙 太陽や月が沈もうとすること。また、その頃。
    1. [初出の実例]「漸く日の落ちかかりになるぞ」(出典:中華若木詩抄(1520頃)上)

おち‐がかり【落掛】

  1. 〘 名詞 〙 傾斜した材木と水平な材木が合する所。普通は隅木(すみき)落掛りをいう。〔日本建築辞彙(1906)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の落掛の言及

【床の間】より

(とこ)ともいう。幅約2mから4m,奥行約60cmの細長い空間で,下方に柱幅程度の横木(床框(とこがまち))を入れ,床(ゆか)を一段高くし,前面上部には内法長押(うちのりなげし)より少し高い位置に落掛(おとしがけ)と呼ばれる横木を渡す。奥壁の上部の天井廻縁(てんじようまわりぶち)に折釘(おれくぎ)を打ち,1幅から4,5幅が対になった軸装の書画を掛けられるようにする。…

※「落掛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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