葦田鶴(読み)アシタズ

デジタル大辞泉 「葦田鶴」の意味・読み・例文・類語

あし‐たず〔‐たづ〕【×葦田鶴】

《葦の生える水辺にいるところから》つるの別名。
「湯の原に鳴く―はがごとくいもに恋ふれや時わかず鳴く」〈・九六一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 語誌

精選版 日本国語大辞典 「葦田鶴」の意味・読み・例文・類語

あし‐たず‥たづ【葦田鶴】

  1. 〘 名詞 〙 ( 葦の生える水辺に多く居ることから ) 「つる(鶴)」の異名
    1. [初出の実例]「ゆの原に鳴く蘆多頭(あしタヅ)は吾が如く妹に恋ふれや時わかず鳴く」(出典万葉集(8C後)六・九六一)

葦田鶴の語誌

「万葉集」では「たづ」は「つる」に対する歌語として使われていたと考えられ、平安時代以降もそれは変らない。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む