蒸し立てる(読み)むしたてる

精選版 日本国語大辞典 「蒸し立てる」の意味・読み・例文・類語

むし‐た・てる【蒸立】

  1. [ 1 ] 〘 他動詞 タ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]むした・つ 〘 他動詞 タ行下二段活用 〙 湯気で盛んに蒸す。
    1. [初出の実例]「むしたつるはすのけたひは聖霊のためかとみればまづいはふ也」(出典:再昌草‐永正一五年(1518)七月一七日)
  2. [ 2 ] 〘 自動詞 タ行下一段活用 〙 非常に蒸し暑く感じられる。ひどく蒸す。
    1. [初出の実例]「些っとの風も無い、ムシムシといやに蒸立てる晩であった」(出典:男五人(1908)〈真山青果〉四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android