蔦木村(読み)つたぎむら

日本歴史地名大系 「蔦木村」の解説

蔦木村
つたぎむら

[現在地名]匹見町落合おちあい

落合川上流の蔦木川流域に位置する。南は道谷みちたに村、北は津茂つも(現美都町)。江戸時代初期に道谷村から分村して成立し、正保四年(一六四七)の古田領郷帳では高二六石余、有高二三石余で免三ツ二分余。鑪が盛んで、東に隣接する矢尾やお村に対し「矢尾は山中、蔦木は都」という俗謡があり、人口も二〇〇人を超えていたと伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

グレーゾーン解消制度

個々の企業が新事業を始める場合に、なんらかの規制に該当するかどうかを事前に確認できる制度。2014年(平成26)施行の産業競争力強化法に基づき導入された。企業ごとに事業所管省庁へ申請し、関係省庁と調整...

グレーゾーン解消制度の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android