蕩揺(読み)トウヨウ

デジタル大辞泉 「蕩揺」の意味・読み・例文・類語

とう‐よう〔タウエウ〕【×蕩揺】

[名](スル)ゆり動かすこと。また、ゆれ動くこと。
「春は何時いつしか私の心を―し始めたのである」〈漱石硝子戸の中〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「蕩揺」の意味・読み・例文・類語

とう‐よう タウエウ【蕩揺】

〘名〙 ゆり動かすこと。また、ゆれ動くこと。
※明六雑誌‐二九号(1874)教門論疑問第一〈柏原孝章〉「今動し難き者に就て之を蕩揺せば」 〔春秋左伝‐成公一三年〕

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