蕭散(読み)ショウサン

デジタル大辞泉 「蕭散」の意味・読み・例文・類語

しょう‐さん〔セウ‐〕【×蕭散】

[名・形動]静かでものさびしいこと。また、そのさま。
「水に臨んだ柳並木はまだ枯れがれとして、―な感じを与える」〈藤村

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精選版 日本国語大辞典 「蕭散」の意味・読み・例文・類語

しょう‐さんセウ‥【蕭散】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 「蕭条閑散」の意 ) もの静かで、さびしいこと。ものさびしくひまなこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「寂寞希人跡、蕭散遠聚落」(出典性霊集‐一〇(1079)九想詩・白骨連相)
    2. 「水に臨んだ柳並木は未だ枯々として、蕭散な感じを与へる」(出典:家(1910‐11)〈島崎藤村〉下)

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