薙ぎ立てる(読み)ナギタテル

デジタル大辞泉 「薙ぎ立てる」の意味・読み・例文・類語

なぎ‐た・てる【×薙ぎ立てる】

[動タ下一][文]なぎた・つ[タ下二]勢いよく横に払うように切りまくる。
白刃を抜はなし敵を選まず―・てれば」〈染崎延房・近世紀聞〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「薙ぎ立てる」の意味・読み・例文・類語

なぎ‐た・てる【薙立】

  1. 〘 他動詞 タ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]なぎた・つ 〘 他動詞 タ行下二段活用 〙 激しい勢いで横に切り払う。また、続けざまに横に切り払う。
    1. [初出の実例]「只二人責くる敵のまっかう腕骨、胴切縦割り車切なぎ立なぎ立」(出典:浄瑠璃・嫗山姥(1712頃)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android