薦入村(読み)こもいりむら

日本歴史地名大系 「薦入村」の解説

薦入村
こもいりむら

[現在地名]七城町菰入こもいり

菊池川河畔の低湿地に位置し、北は甲佐町こうさまち村、東は宮園みやぞの村に接する。現在菊池川は菰入の南端を西流しているが、明治三五年(一九〇二)の地形図では菰入の北側を蛇行して流れている。天正一七年(一五八九)検地帳に田一九町七畝余・畠一六町六反三畝余、分米三五九石五斗余とある。慶長三年(一五九八)九月七日、加藤清正は当村の本間二兵衛分三六六石を下川右衛門作に加増している(「加藤清正宛行状」下川文書)。深川手永に属し、文化一一年(一八一四)頃の深川手永手鑑に「菰入村」と記され、高三六九石四斗余、田一五町八畝余・畑一〇町八反八畝、竈数四五・人数一七〇、駄馬三六、氏神天満宮、「美廉、三人、但藤崎宮御祭礼之節従前々罷出来申候」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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