薫蒿(読み)くんこう

精選版 日本国語大辞典 「薫蒿」の意味・読み・例文・類語

くん‐こう‥カウ【薫蒿】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「蒿」は、気が高くのぼる意 ) かおりが立ちのぼること。また、強く感化すること。焄藁。
    1. [初出の実例]「孩嬰の胎を出れは、乳漿と共に心髄に浸漬し、身を終るまて、其教中に薫蒿す」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一)
    2. [その他の文献]〔董仲舒‐雨雹対〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android