藁筆(読み)ワラフデ

デジタル大辞泉 「藁筆」の意味・読み・例文・類語

わら‐ふで【×藁筆】

わらしべで作った筆。
「機に乗じては―に腕前示す荒事師」〈伎・

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精選版 日本国語大辞典 「藁筆」の意味・読み・例文・類語

わら‐ふで【藁筆】

  1. 〘 名詞 〙 打ってやわらかくした藁しべで作った筆。粗末な筆のたとえにもいう。わらふみで。
    1. [初出の実例]「わら筆、こも筆、書様、結様、とり様あり。常の筆とるやうとはかはる也」(出典:夜鶴庭訓抄(懐中抄)(1170頃))

わら‐ふみで【藁筆】

  1. 〘 名詞 〙わらふで(藁筆)
    1. [初出の実例]「稾筆 郭知玄云古者以稾為筆〈稾筆 和良不美天〉」(出典:十巻本和名抄(934頃)五)

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