藤井城跡(読み)ふじいじようあと

日本歴史地名大系 「藤井城跡」の解説

藤井城跡
ふじいじようあと

[現在地名]安城市藤井町 北本郷

安養寺あんようじの東、台地が張出す先端にある中世の居館跡。福釜松平家の祖である松平長親の四男彦四郎利長の拠った所。利長は地名をとって藤井と称し、天文九年(一五四〇)安祥あんしようの戦で戦死。その子勘四郎信一、伊豆守と称しここに居住、世に「藤井の鬼武者」とよばれる。「武徳編年集成」に「永禄六年、逆徒兼て調略をなさずと雖、方々より馳集りて松平勘四郎信一が藤井の塁を攻る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む