藤原基光(読み)ふじわらの もとみつ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤原基光」の解説

藤原基光 ふじわらの-もとみつ

?-? 平安時代後期の画家
珍海の父。奈良東大寺にすみ春日基光ともいわれた。宮廷絵師で,従五位上,内匠頭(たくみのかみ)となる。応徳(1084-87)のころ高野山灌頂(かんじょう)堂で性信(しょうしん)入道親王肖像をえがいたという。土佐派の祖とされてきたが,確実ではない。初名盛光

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典 「藤原基光」の解説

藤原基光

生年生没年不詳
11世紀,平安中期の宮廷絵師。師明親王は,内匠頭基光に真影(肖像)を描かせ,真言八祖像末尾に加えて,影供を行ったという(『後拾遺往生伝』上)。子の珍海は画僧として知られる。

(長谷川稔子)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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