藤本虎喜(読み)フジモト トラキ

新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「藤本虎喜」の解説

藤本 虎喜
フジモト トラキ


肩書
元・衆院議員(国民協同党)

生年月日
明治25年2月

出身地
熊本県甲佐町

学歴
鹿児島高農農学科卒

経歴
昭和21年戦後初の衆院議員に当選、1期務めた。熊本県農事試験場で農業技術営農指導。水稲晩化栽培法を考案した他、畑作改良でも実績をあげた。

受賞
熊本県近代文化功労者〔平成9年〕

没年月日
昭和56年11月11日

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

世界大百科事典(旧版)内の藤本虎喜の言及

【晩化栽培】より

…かつて熊本県を中心に行われたイネの晩植栽培の一種で,田植時期を遅らせることにより,サンカメイチュウの被害を回避する栽培法である。1922年熊本県の技師藤本虎喜の創案になるもので,当時の普通期栽培の田植が6月上・中旬であったのを,サンカメイチュウの第1化期の発生の終わる7月中旬まで遅らせるという方式である。晩植による生育期間の短縮は収量の低下をもたらすが,この点は苗を密植することによって解決される。…

※「藤本虎喜」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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