虚構新聞(読み)きょこうしんぶん

知恵蔵mini 「虚構新聞」の解説

虚構新聞

実際にありそうだがすべて虚構(嘘)のニュースを掲載しているエンターテイメント・ウェブサイトの一つ。2004年3月、塾講師「UK」が自身のホームページ上に書いた記事が発端となり、08年、UKにより「虚構新聞」単独のサイトが立ち上げられた。内容はすべてUKが一人で考えたものであり、実際に存在する物・出来事などを元に、巧妙な虚構記事が掲載されている。「ありそうでないこと」にこだわっているため、虚構だった記事が後に真実となったり、多数のネットユーザーが真実と勘違いしたりと、UKの思惑を離れ社会問題となったこともある。10年12月には、それまでのネタを集めた書籍号外!!虚構新聞』(笠倉出版社)が発売された。12年12月、第16回文化庁メディア芸術祭にて、文化庁メディア芸術祭審査委員会・エンターテインメント部門推薦作品を受賞

(2013-4-18)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android