精選版 日本国語大辞典 「思惑」の意味・読み・例文・類語 し‐わく【思惑】 〘 名詞 〙① 分別、判断がつかないで、思い迷うこと。② 仏語。修道で断ぜられる煩悩。欲界の貪・瞋・痴・慢の四煩悩などをいう。天台では見惑とともに空観によって断ぜられるとする。修惑(しゅわく)。[初出の実例]「思惑(シわく)断じかたきこと藕絲(ぐうし)の如(ごとし)」(出典:雑談集(1305)四)[その他の文献]〔法華文句‐九下〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例