発端(読み)ホッタン

デジタル大辞泉 「発端」の意味・読み・例文・類語

ほっ‐たん【発端】

端緒ひらく意》
物事の始まり。事の起こり。「事件発端
心の底。心底
「―ヨリとが送リヲスル」〈日葡
[類語]起こりはじめ始まりもと端緒濫觴らんしょう嚆矢こうし権輿けんよ起源根源源流本元物種温床源泉糸口とば口取っ掛かり手掛かり足掛かり道を付けるまず最初第一一次原初手始め事始め優先一番しょぱないの一番真っ先先立ち先頭当初初期初頭始期早期劈頭へきとう冒頭出出でだ滑り出し初手出端ではなはなはし口開け取っ付きあたまのっけスタート取り敢えず差し当たりひとまず当座序の口皮切り第一歩第一声始まる始めるトップ初発開始幕開き開幕立ち上がり口切り最優先何をおいても何はさておき何はともあれ口火を切る先ず以て

はっ‐たん【発端】

ほったん(発端)

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精選版 日本国語大辞典 「発端」の意味・読み・例文・類語

ほっ‐たん【発端】

  1. 〘 名詞 〙 ( 物事の端緒を発(ひら)くの意 )
  2. ( ━する ) 物事が始まること。また、物事や書物初め。始まり。いとぐち。はったん。
    1. [初出の実例]「発端は初命晉大夫魏斯趙籍韓虔為諸侯とあるぞ」(出典:史記抄(1477)一四)
    2. [その他の文献]〔宋史‐文彦博伝〕
  3. 心の底。胸中の奥深い所。
    1. [初出の実例]「Fottanyori(ホッタンヨリ) トガヲクリヲ スル〈訳〉心の底から喜んで、罪の償いをする」(出典日葡辞書(1603‐04))

はっ‐たん【発端】

  1. 〘 名詞 〙 物事の端緒をひらくこと。物事のはじめ。→ほったん
    1. [初出の実例]「発端 ハッタン」(出典:温故知新書(1484))

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普及版 字通 「発端」の読み・字形・画数・意味

【発端】はつたん・ほつたん

ことのはじめ。〔晋書伝〕(上)臣以爲(おも)へらく、三傳(左・公・穀)同じく春秋と曰ふと雖も、發端は異趣。案ずるに三家異同のの如き、~理に於て共にするを得べからず。

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