虚血性心筋症(読み)キョケツセイシンキンショウ(その他表記)Ischemic cardiomyopathy

デジタル大辞泉 「虚血性心筋症」の意味・読み・例文・類語

きょけつせい‐しんきんしょう〔‐シンキンシヤウ〕【虚血性心筋症】

冠状動脈の慢性的な疾患により、心筋に十分な血液が供給されないため、心筋の機能が低下し、血液を全身に送り出す機能が著しく低下した状態

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六訂版 家庭医学大全科 「虚血性心筋症」の解説

虚血性心筋症
きょけつせいしんきんしょう
Ischemic cardiomyopathy
(循環器の病気)

 冠動脈狭窄(きょうさく)があっても、それだけでは十分に説明しきれない心筋の収縮力低下や心肥大が認められるものを指します。このなかには、重度の冠動脈の狭窄があっても心筋梗塞(しんきんこうそく)にならず、血流が乏しい状態(虚血(きょけつ))に順応し、冠動脈の血流を再建する治療を受けることで心機能が改善する冬眠心筋(とうみんしんきん)といわれる状態も含まれます。

出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報

内科学 第10版 「虚血性心筋症」の解説

虚血性心筋症(その他の心筋症)

(10)虚血性心筋症 【⇨5-7-4)】[松森 昭]

出典 内科学 第10版内科学 第10版について 情報

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