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冠状動脈 かんじょうどうみゃく coronary artery

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

冠状動脈
かんじょうどうみゃく
coronary artery

心筋に酸素および栄養を送る動脈。大動脈からの最初の分枝で,大動脈洞 (バルサルバ洞ともいう) の上縁近くから左右2本の血管が始る。左冠状動脈右冠状動脈とがあり,左冠状動脈はさらに前下行枝,回旋枝の2つに分れる。

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デジタル大辞泉の解説

かんじょう‐どうみゃく〔クワンジヤウ‐〕【冠状動脈】

心臓壁に冠状に分布する動脈の主幹。大動脈の基部から左右に分岐し、さらに枝分かれして心室心房の筋肉に血液を送る。冠動脈

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百科事典マイペディアの解説

冠状動脈【かんじょうどうみゃく】

心臓壁を養う動脈。左右2本あり,大動脈の付け根から出て,心室と心房の境の溝を左右に走り,左は前の,右は後の室間溝を下り,分枝して心臓各層に分布する。この動脈が十分な血液を送りこむことが,心臓特に心筋の活発な活動には必要であって,冠状動脈に病変があると心不全心筋梗塞(こうそく)などが起こる。
→関連項目A-Cバイパス術虚血性心疾患心臓

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栄養・生化学辞典の解説

冠状動脈

 心臓自身を養う動脈.

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世界大百科事典 第2版の解説

かんじょうどうみゃく【冠状動脈 coronary artery】

心臓を養う動脈。略して冠動脈ともいう。心臓から出た大動脈から最初に分岐する動脈で,大動脈弁のつけ根のすぐ下流で左右に1本ずつ出ている。心房と心室の境界に沿って走る状態が王冠を思わせることから,この名称がある。左冠状動脈は内径5~8mmで,大動脈起始部から出て1~2cmのところで分枝して左前室間枝と左回旋枝となり,さらに枝分れして左心室の前面および側面を心尖部まで分布する。右冠状動脈は右心房と右心室の境を前から後ろへ走り,右心室および右心房へ枝を出してから後室間枝に注ぎ,右心房,右心室および左心室の後面に分布する。

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大辞林 第三版の解説

かんじょうどうみゃく【冠状動脈】

大動脈の基部から枝分かれして心臓壁を上から下へとりまいている動脈。心臓組織に酸素や栄養を供給する。冠動脈。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

冠状動脈
かんじょうどうみゃく

心臓の筋(きん)(心筋)の栄養をつかさどる2本の動脈で、冠動脈ともいい、心室と心房の境を冠状に取り巻いて走るのでこの名がある。冠状動脈には、右冠状動脈と左冠状動脈がある。右冠状動脈は大動脈の付け根にある大動脈右半月弁のすぐ上部から分かれ、右心房と右心室との境を心臓の後面に向かって右回りに帯状に走りながら枝を出し、右心房や両心室に血液を送る。左冠状動脈は右冠状動脈よりやや太く、大動脈左半月弁の上部から分かれ、左心室の前面と後面とに枝を出し、両心室や左心房に血液を送る。左右の心室は、このように左右の冠状動脈から血液を送られるが、左心室の受ける血液量のほうが右心室よりも多い。これは、左心室がもっとも仕事量が多いことによる。左右の心房の場合は、それぞれ別の冠状動脈から出る小枝によって血液を送られている。
 臨床上重要なことは、左右冠状動脈の終末枝の間にはわずかの吻合(ふんごう)(交通枝)しかないことで、冠状動脈の枝の血行障害はその枝の支配領域の心筋障害をおこし、心臓にとって致命的となることが多いということである。しかし、小さい動脈間に存在する吻合枝は、血行障害に対しては、新しい側副吻合枝(通常では働いていない吻合枝)が発達するといわれる。ヒトの心臓の約50%は左右冠状動脈が同じ程度に発達しているが、左右冠状動脈の発達が著しく異なる場合もある。冠状動脈を流れる血液量は大動脈から出る全身の血液量の約5%に相当する。冠状動脈は交感神経によって拡張をおこし、迷走神経によって収縮する。[嶋井和世]

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世界大百科事典内の冠状動脈の言及

【心筋梗塞】より

冠状動脈の一部の血流がとだえて,その流域の心臓の壁が壊死に陥り,心臓の機能障害を生じる疾患。生命にかかわる場合のある重い病気である。…

【心臓】より

…心囊を取り除くと心臓の表面には左右両側の心房と心室の間にそれぞれ房室溝がみえ,また心臓の前後面に左右の心室を分ける空間溝がみられる。これらの溝に沿って冠状動脈や静脈が走り枝分れする(図5)。
【心臓の構造】
 心臓の心房と心室は筋肉(心筋)を主成分とする側壁で取り巻かれ,中隔により左心系と右心系に区分され,それぞれ房室弁によって心房と心室に分かたれる。…

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