虫垂カルチノイド(読み)ちゅうすいカルチノイド(その他表記)carcinoid of the appendix

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「虫垂カルチノイド」の意味・わかりやすい解説

虫垂カルチノイド
ちゅうすいカルチノイド
carcinoid of the appendix

虫垂に発生するカルチノイド (類癌腫) をいう。虫垂に腫瘍が原発することはまれであり,カルチノイドがその 90%以上を占める。他の消化管のカルチノイドは発生年齢が平均 60歳なのに対し,虫垂カルチノイドは 20~30歳代でみられる。カルチノイドはセロトニン産生腫瘍なので,症状は虫垂の局所的症状のほかに,顔面紅潮,気管支喘息様発作などの全身症状がみられる。一般に予後は良好で,遠隔転移を起すことはまれ。治療には虫垂切除を行う。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む