消化管(読み)しょうかかん(英語表記)alimentary canal; digestive tract

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

消化管
しょうかかん
alimentary canal; digestive tract

ともいう。より肛門までの食物の通路をいう。肛門のない扁形動物では食物の残りは口から排出される。魚類咽頭鰓裂があって外界に通じており,両生類以上では咽頭で鼻腔気管と連絡している。

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世界大百科事典 第2版の解説

しょうかかん【消化管 digestive tract】

消化器官のうち付属器官をのぞいた管状の部分をいい,口腔,鰓域(さいいき)(咽頭),食道,胃,小腸,大腸,肛門よりなる。脊椎動物のうち,魚類では鰓域で呼吸に関係するが,肺呼吸動物では咽頭をのぞいて呼吸路から独立する。消化管はその中を口から肛門へと食物がはこばれ,消化,吸収をうける1本の管であるが,脊椎動物では食性の多様化に対して適応的に構造,機能が変化し,哺乳類でその傾向がとくに明らかである。肉食性のものでは消化管は単純で短いが,草食性のものでは長くなり,その内腔に弁,ひだ,絨毛などが突出して,内容物の通過速度をおそくし,かつ表面積を拡大して,消化,吸収を効率的にしている。

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大辞林 第三版の解説

しょうかかん【消化管】

口腔に始まり、咽頭・食道・胃・小腸・大腸を経て肛門に終わる一条の管。食物の消化・吸収を行う。

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精選版 日本国語大辞典の解説

しょうか‐かん セウクヮクヮン【消化管】

〘名〙 動物が摂取した食物の消化・吸収を行なう管の総称。高等動物では両端が開口した管状で口から肛門に続くが、下等な種類では口部と肛門部が同一のものもある。哺乳類では口・咽頭・食道・胃・小腸・大腸・肛門に大別される。
※水中都市(1952)〈安部公房〉「やつの消化管が猫のように不遠慮に鳴く」

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