蛇は一寸にしてその気を得る(読み)じゃはいっすんにしてそのきをうる

精選版 日本国語大辞典 の解説

じゃ【蛇】 は=一寸(いっすん)[=寸(すん)]にしてその気(き)=を得(う)る[=を吐(は)く・=あり]

  1. 蛇はわずか一寸ほどのものでも、人を呑むほどの気迫がある。転じて、幼くして早くも衆にぬきんでたひらめきのあることのたとえ。蛇は一寸にしてきざし現わる。蛇は一寸にして人を呑む。栴檀(せんだん)二葉より香(かんば)し。
    1. [初出の実例]「でかしたでかした。蛇(ジャ)は一寸(いっすン)にして其気を得る」(出典浄瑠璃源平布引滝(1749)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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