蛙子(読み)カエルゴ

精選版 日本国語大辞典 「蛙子」の意味・読み・例文・類語

かいる‐こかひる‥【蛙子・蝌蚪】

  1. 〘 名詞 〙 「かえるこ(蛙子)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「活即師は科斗なりかいるごのことなり」(出典:玉塵抄(1563)八)
    2. 「かいる子の生湯かぬるむ池の水〈道〉」(出典:俳諧・犬子集(1633)一)

かえる‐こかへる‥【蛙子・蝌蚪】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「かえるご」とも ) おたまじゃくし。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「蝌蚪 カヘルコ」(出典:色葉字類抄(1177‐81))
    2. 「蛙の子の魚に似て、かへる子となるを見れば頼みなし」(出典:籾井家日記(1582頃)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android