蟻の熊野参り(読み)アリノクマノマイリ

デジタル大辞泉 「蟻の熊野参り」の意味・読み・例文・類語

あり熊野くまのまい

多くの人がぞろぞろ列を作って行くことを、参詣人を引き合いに出したたとえ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 太閤記 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「蟻の熊野参り」の意味・読み・例文・類語

あり【蟻】 の =熊野参(くまのまい)り[=伊勢参(いせまい)り・百度参(ひゃくどまい)り]

  1. 蟻が列をなして続くのを熊野参りなどの人の列にたとえたもの。転じて、大人数がぞろぞろと進むことにいう。ありの堂参り。ありの物参り
    1. [初出の実例]「雁之飛於長空蟻熊野詣(マイリ)」(出典:杜詩続翠抄(1439頃)一五)
    2. 「番士五六十人づつ、入替入替、夜番廻番、蟻之熊野参りする如く、隙透間もなく見えにけり」(出典:太閤記(1625)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本の年中行事。年末に天井や壁にたまった煤を取除き大掃除をすること。近年は正月休みに入る 12月 29日とか 30日が多いが,伝統的には 12月 13日に行なった。この日は正月を迎えるための準備を開始...

煤払いの用語解説を読む