蟾津江(読み)せんしんこう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「蟾津江」の意味・わかりやすい解説

蟾津江
せんしんこう / ソムジンガン

韓国(大韓民国)南部の川。全羅北道の鎮安郡と長水郡の境にある八公山(1150メートル)に発し、南西に流れ任実郡の秋鵲(しゅうしゃく)川、栗(りつ)川をあわせ南東に向かい、南原盆地の蓼(りょう)川をあわせ全羅南道光陽湾へ注ぐ。全長212キロメートル、流域面積4896平方キロメートル。蟾津江は井邑(せいゆう)郡七宝面の蟾津江水力発電所によって湖南地方へ電力を供給し、また上流につくられた多目的ダムにより、東津江にも水を流し、東津江下流地域と界火島干拓地に灌漑(かんがい)用水を供給する役目を果たしている。

[森 聖雨]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android