蠅蚋(読み)ようぜい

普及版 字通 「蠅蚋」の読み・字形・画数・意味

【蠅蚋】ようぜい

はえと、ぶよ。〔孟子文公上〕蓋(けだ)し上世嘗(かつ)て其の親をらざるり。其の親死するときは、則ち擧げて之れを壑(たに)に委(す)つ。他日之れを(よぎ)るに、狸(こり)之れをらひ、蠅蚋姑(ようぜいこ)之れを(くら)ふ。其の(ひたひ)に(せい)たるり。睨(げい)してず。

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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