血振(読み)ちぶるい

精選版 日本国語大辞典 「血振」の意味・読み・例文・類語

ち‐ぶるい‥ぶるひ【血振】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 産後に血の道のため、体がふるえること。
    1. [初出の実例]「血ぶるひ頻りに息弱り」(出典:浄瑠璃・浦島年代記(1722)三)
  3. 人などを切った後、刀についた血をふって落とすこと。
    1. [初出の実例]「光氏血振ひをなし」(出典:歌舞伎・川中島東都錦絵(1876)三幕)
  4. 猛獣が他の動物を食った後、毛についた血をふるい落とすこと。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android