行付(読み)いきつけ

精選版 日本国語大辞典 「行付」の意味・読み・例文・類語

いき‐つけ【行付】

  1. 〘 名詞 〙 いきつけていること。行きなれていること。また、その場所。ゆきつけ。
    1. [初出の実例]「浜口巴屋といへるは、兼ていきつけの茶屋なれば」(出典:合巻・教草女房形気(1846‐68)二一)

ゆき‐つけ【行付】

  1. 〘 名詞 〙 普段行っていること。よく行くこと。また、その場所。いきつけ。
    1. [初出の実例]「早速行きつけの待合へ梅吉を呼んで三平の話をした末に」(出典:幇間(1911)〈谷崎潤一郎〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android