行付(読み)いきつけ

精選版 日本国語大辞典 「行付」の意味・読み・例文・類語

いき‐つけ【行付】

  1. 〘 名詞 〙 いきつけていること。行きなれていること。また、その場所。ゆきつけ。
    1. [初出の実例]「浜口巴屋といへるは、兼ていきつけの茶屋なれば」(出典:合巻・教草女房形気(1846‐68)二一)

ゆき‐つけ【行付】

  1. 〘 名詞 〙 普段行っていること。よく行くこと。また、その場所。いきつけ。
    1. [初出の実例]「早速行きつけの待合へ梅吉を呼んで三平の話をした末に」(出典:幇間(1911)〈谷崎潤一郎〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android