行政の文化化(読み)ぎょうせいのぶんかか

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「行政の文化化」の意味・わかりやすい解説

行政の文化化
ぎょうせいのぶんかか

行政のすべての面について文化視点から見直し,その自己革新を図ろうとすること。それは行政の政策レベルの文化水準を高めることと,行政の組織行動レベルの文化水準を高めることにある。近年市民の精神的豊かさ,欲求水準の高度化が背景にある。従来の行政施策がタテ割りで文化事業レベルにとどまっていたことを改革し,総合行政の視点から文化性を投入すること,役所風の意識を改め公共施設に文化のための1%を予算化するシステムなどが考案されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android