袖の雨(読み)ソデノアメ

デジタル大辞泉 「袖の雨」の意味・読み・例文・類語

そで‐の‐あめ【袖の雨】

着物の袖をぬらす雨。悲しみの涙で袖がぬれることのたとえ。
「またひとしきり―、晴間はしばしなかりけり」〈逍遥桐一葉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「袖の雨」の意味・読み・例文・類語

そで【袖】 の 雨(あめ)

  1. 衣の袖をぬらす雨の意で、悲しみの涙で衣の袖がぬれることのたとえ。
    1. [初出の実例]「世中をおもひは入れじ袖の雨にたぐはば月のくもりもぞする〈藤原公衡〉」(出典:玄玉(1191‐92頃)天地下)

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