晴間(読み)ハレマ

デジタル大辞泉 「晴間」の意味・読み・例文・類語

はれ‐ま【晴(れ)間/×霽れ間】

降っていた雨や雪などが一時的にやんでいる間。「雨の―をみて出かける」
雲の切れ間などからのぞく晴れた空。「―がのぞく」
心が晴れている間。物思いがやんでいる時。
「心の闇―なく嘆きわたり」〈松風
[類語]雲間晴天晴れ日本晴れ快晴好天上天気炎天天気・天気晴朗・五月晴れ梅雨晴れ秋晴れ日照り油照り

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精選版 日本国語大辞典 「晴間」の意味・読み・例文・類語

はれ‐ま【晴間】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 雨などが一時的に降りやんでいる間。
    1. [初出の実例]「長雨、はれまなき頃、内の御物忌さしつづきて」(出典:源氏物語(1001‐14頃)帚木)
  3. 雲や霧の切れめ。雲の切れま。
    1. [初出の実例]「朝霧のはれまも待たぬけしきにて花に心をとめぬとぞ見る」(出典:源氏物語(1001‐14頃)夕顔)
  4. 悲しみや悩みなどのとぎれたとき。ものおもいのやんだ間。心の晴れやかな間。
    1. [初出の実例]「心の闇、はれまなく、嘆きわたり侍りしままに」(出典:源氏物語(1001‐14頃)松風)

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