袖の露(読み)ソデノツユ

デジタル大辞泉 「袖の露」の意味・読み・例文・類語

そで‐の‐つゆ【袖の露】

袖にかかる露。袖が涙にぬれるたとえ。
「暮れかかるむなしき空の秋を見ておぼえずたまる―かな」〈新古今秋上

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「袖の露」の意味・読み・例文・類語

そで【袖】 の 露(つゆ)

  1. 衣の袖に置く露の意で、悲しみの涙で袖がぬれることのたとえ。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「ふきむすぶかぜはむかしのあきながらありしにもあらぬそでの露かな」(出典:小町集(9C後か))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android