精選版 日本国語大辞典 「裸背」の意味・読み・例文・類語
はだ‐せ【裸背・肌背】
- 〘 名詞 〙
- ① はだ。はだえ。
- [初出の実例]「なみなみの事にも非ず天川さてはだせをもかくぞうたまし」(出典:類従本赤染衛門集(11C中))
- ② 「はだせうま(裸背馬)」の略。
- [初出の実例]「一、黒駒と云ふは、〈略〉はたせにてとりあえすはせけるにこそ」(出典:塵袋(1264‐88頃)四)
敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...