複雑骨折(読み)フクザツコッセツ

デジタル大辞泉 「複雑骨折」の意味・読み・例文・類語

ふくざつ‐こっせつ【複雑骨折】

骨が折れるとともに周囲軟部組織が損傷され、皮膚傷口が開いた状態骨折開放骨折

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精選版 日本国語大辞典 「複雑骨折」の意味・読み・例文・類語

ふくざつ‐こっせつ【複雑骨折】

  1. 〘 名詞 〙 骨折の一つ。骨折に伴って皮膚・軟部も共に破壊され、骨折端が外表部に表われたもの。骨折しても皮膚を破ったりしないものを単純骨折という。開放骨折。

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世界大百科事典(旧版)内の複雑骨折の言及

【骨折】より

…開放骨折の場合,たとえ皮膚の創傷がどんなに小さくても,骨折部が直接外界と交通しているため,感染を起こす危険性があり,骨折の修復過程にも不利な点が多い。なお開放骨折と複雑骨折compound fracture,閉鎖骨折と単純骨折は同意語として用いられており,骨折線がどのように複雑であっても,外界との交通がなければ単純骨折である。しかし,このような表現はともすれば混乱を招くので,複雑骨折,単純骨折という名称は用いないほうがよい。…

※「複雑骨折」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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