襟元の世の中(読み)えりもとのよのなか

精選版 日本国語大辞典 「襟元の世の中」の意味・読み・例文・類語

えりもと【襟元】 の=世(よ)の中(なか)[=浮世(うきよ)

(「えりもと」はえりもとに付く意) 利欲に走る人の多い世の中。
洒落本・一騎夜行(1780)文の手に葉を飾る幽霊「今は襟元の世の中にて、寝巻でも立派な女郎は立引が有ふとて来る客多し」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android