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幽霊 ゆうれい Gengangere

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

幽霊
ゆうれい
Gengangere

ノルウェーの劇作家 H.J.イプセンの戯曲。3幕。 1881年刊,82年スウェーデンヘルシングボリで初演。前作『人形の家』で取上げた虚偽の結婚生活を再び問題とし,もしノラが社会の因習と妥協して家を去らなかったらどうなるかを描いた作品ともいえる。

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幽霊
ゆうれい
ghost

この世に恨みを残す死者の霊が,形となって現れると信じられる霊異現象。日本では,人が死ぬとその肉体は朽ち果て,霊魂だけが死の穢れを落して清められ,祖霊という霊質に融合同化するものと考えられてきたが,非業の死をとげた者の霊は,このような祖霊信仰体系に乗ることができず,浮遊霊となって迷い出るものとされた。

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デジタル大辞泉の解説

ゆう‐れい〔イウ‐〕【幽霊】

死者のたましい。亡魂。
死後さまよっている霊魂。恨みや未練を訴えるために、この世に姿を現すとされるもの。亡霊。また、ばけもの。おばけ。「幽霊が出る」「幽霊屋敷」
形式上では存在するように見せかけて、実際には存在しないもの。
[補説]作品名別項。→幽霊

ゆうれい【幽霊】[曲名]

《原題、〈ドイツGeisterベートーベンピアノ三重奏曲第5番の通称。ニ長調。1808年の作。名称は、第2楽章冒頭部の陰鬱(いんうつ)な曲想に由来する。

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百科事典マイペディアの解説

幽霊【ゆうれい】

死者の霊がこの世に現す姿のこと。洋の東西に見られ,非業の死を遂げたり現世に執着を残す死者が幽霊となって出現すると考えられる場合が多い。日本には〈子育て幽霊〉〈幽霊女房〉などの伝説があり,西洋でも〈幽霊船〉〈幽霊屋敷〉などの話がある。
→関連項目迷信

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デジタル大辞泉プラスの解説

幽霊

米国の作家エド・マクベインの警察小説(1980)。原題《Ghosts》。「87分署シリーズ

幽霊

ドイツの作曲家L・v・ベートーヴェンのピアノ三重奏曲第5番(1808)。原題《Geister》。名称は第2楽章の冒頭部の陰鬱な雰囲気に由来する。

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世界大百科事典 第2版の解説

ゆうれい【幽霊】

この世に怨恨(えんこん)や執念を残して死んだ者の霊が成仏(じようぶつ)できずに,この世に現す姿のこと。幽霊とは元来死霊を意味する言葉であるが,まれには生者の生霊が遊離して幽霊となることもある。この点は,物の怪(もののけ)と類似する。現今では,幽霊とおばけ(化物(ばけもの))は混同されているが,幽霊は生前の姿または見覚えのある姿で出現してすぐにだれとわかるし,また特定の相手を選んで,どこにでも出現するのに対し,化物は出現の場所や時間がほぼ一定しだれ彼れかまわず出現する。

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大辞林 第三版の解説

ゆうれい【幽霊】

死者の霊。亡魂。
死者が成仏じようぶつできないでこの世に現すという姿。おばけ。 「 -が出る」
実際には存在しないものを形の上だけで存在するように見せかけたもの。

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世界大百科事典内の幽霊の言及

【化物】より

…また,大入道や一つ目小僧のように巨大な姿や片目片足などの姿で現れたり,狐・狸・狢(むじな)などのように人をアヤカシたりマドワカシたりするものもある。 一般通念としての〈化物〉は,幽霊や亡霊,狐狸,鬼天狗,怪物などの類まで含んだ非常にあいまいな概念で,〈おばけ〉と呼ばれることが多い。しかし,民俗学では,化物と幽霊は別の存在であるととらえる。…

【妖怪】より

…この語は平安時代に多用され,その正体のほとんどが恨みをもつ生霊や死霊であって,鬼の姿でイメージされた。古代から現代まで,さまざまな妖怪が登場しそして消え去っていったが,そのなかで,天狗河童山姥一つ目小僧,やや性格が異なるが,つきものや幽霊などが,今日でもその名がよく知られている。 妖怪は,一般的には,人間に敵対する恐ろしい存在である。…

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