襟元(読み)エリモト

デジタル大辞泉 「襟元」の意味・読み・例文・類語

えり‐もと【襟元】

衣服の襟が前で合わさるあたり。
襟の後ろ側のあたり。えりくび。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「襟元」の意味・読み・例文・類語

えり‐もと【襟元】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 衣服の襟のあたり。また、襟が触れる首のあたり。首のうしろのほうにも、胸のほうにもいう。
    1. [初出の実例]「里離れ順礼引のぶらつきて〈利牛〉 やはらかものを嫁の襟もと〈孤屋〉」(出典:俳諧・炭俵(1694)上)
  3. えりつき(襟付)
    1. [初出の実例]「襟本を見て、此をば親み」(出典:政談(1727頃)一)
  4. えりもと(襟元)に付く」の略。
    1. [初出の実例]「金で面ァはって、通だとおもって居りゃァ、ゑりもとといふ所で」(出典:洒落本・奴通(1780か))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android