精選版 日本国語大辞典 「女郎」の意味・読み・例文・類語
じょ‐ろう ヂョラウ【女郎】
じょう‐ろ ヂョウ‥【女郎】
め‐ろ【女郎】
じょ‐ろ ヂョ‥【女郎】
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売春婦の古称の一つ。もとは女子の俗称であったが、江戸時代に遊女の別称となった。近世初期に遊女を「上らう」と記す例が多く、これを宮廷の上﨟(じょうろう)と関係づける付会説もあるが、下級妓(ぎ)の娼家(しょうか)も「上らう屋」であって、単なる記載上の雅言と考えられる。元禄(げんろく)時代(1688~1704)には、原義の女子をいう意味と遊女との二つの女郎が併存していたが、おもに江戸を中心に遊女の総称として使われるようになった。ただし、封建的階級制度により太夫(たゆう)、格子(こうし)、御職(おしょく)、囲(かこい)、端(はし)女郎、散茶(さんちゃ)などに分かれていた遊女の全部を包括したとはいえず、江戸の花魁(おいらん)には尊称の要素があるため女郎は花魁より下格のものに限る場合もあった。しかし、密淫売(いんばい)婦との区別を含めて、その概念は明らかでない。京坂では遊女の別称として「おやま」を用いたが、これも対象などはあいまいである。なお、「京女郎」のように本来の語義が残っている用例もある。
[原島陽一]
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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